(c)Phnom Penh Post
カンボジアで不動産仲介を行っているセンチュリー21メコンが、株式を売却して資金を調達する予定だ。プノンペンポスト紙が報じた。
センチュリー21メコンのチレク・ソクニムCEOによれば、同社は先月、カンボジア証券取引委員会(SECC)に対し趣意書を提出した。同社は2017年後半までの上場を目指すという。支店拡大と人員増員のための資金調達が目的だが、株式公開(IPO)がまだ初期段階であるため、売却される株式や株式の規模は言及されなかった。
カンボジア証券取引所(CSX)は2012年の取引開始以降、上場企業数に恵まれておらず、現時点で4社しかメインボードに上場されていない。
CSXの市場運営部門のダイレクターによれば、少なくとも2社がグロースボードに上場する意向を表明している。同氏はそのうちの1社について、「不動産会社だとしかお話しできない。2017年後半に上場することを期待している」と述べた。
センチュリー21カンボジアCEOのクイ・バット氏によれば、2017年末までにグロースボードへ上場する企業は、50%の法人所得税控除を3年間享受できる。
VトラストグループのCEOでもあるクイ氏は、「Vトラストの上場を目指しており、必要な手続きを行っているところだ」と話した。