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13日、プノンペン内のトゥクトゥクを呼び出すことができるアプリケーション、「PassApp Taxi」がローンチされた。App StoreとPlayストアから無料で入手可能だ。現在までに約200ダウンロードを記録している。
同アプリの提供会社は、メータートゥクトゥクを擁するEZGoと、独立・民主インフォーマル経済協会(Independent Democracy of Informal Economy Association=IDEA)と提携し、現時点で60人のドライバーを登録している。
開発者のポップ・ニモル氏によれば、同アプリを利用することでドライバーとの料金交渉の必要がなくなる。初乗り(1キロメートル)は一律3000リエルで、それ以降は1キロごとに1500リエルずつ加算される。
また、乗車料金のうち10%がアプリ販売会社の利益となり、残りはドライバーの収入となる。現在可能な支払方法は現金のみだ。
実際にアプリを利用した乗客は、「トゥクトゥクを呼び出せるのは非常に便利だが、サービスにはまだ改善すべき点も多い。GPS機能を使用するウーバー(Uber)のドライバーと違い、ドライバーが目的地に自力ではたどり着けない」と語った。
EZGoではドライバーに対し、月給制か車両レンタル制を導入している。EZGoのドライバーは、「高齢ドライバーや利用客に、アプリの使い方を教える必要がある」と話した。
今後数カ月のうちに、別のトゥクトゥク呼び出しアプリ「Go Tuk Tuk」もローンチされる予定だ。開発者によれば、このアプリではアリペイ(Alipay)やペイパル(Paypal)、デビットカードやクレジットカードでの支払いも可能になるという。