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カンボジアは、付加価値の高い野菜を開発するため、ニュージーランドにある工場と食品研究所から技術的なサポートを受けている。
カンボジア農林水産省の上級大臣によると、「研究機関は、カンボジアの小規模農家と連携し、ニュージーランド政府から700万ドルの助成金を授与された」と言い、同省の国際協力部門の担当者は、このプロジェクトの目的について、「商業園芸を開発し、小規模農家の収入を増加させること。また農薬使用による健康面と安全面での教育だ」と述べ、同省は近隣諸国からの輸入を削減し、輸出用作物の多様化に役立つと歓迎している。
国家最高経済評議会のメイ・カリヤン上級顧問によると、農地の拡大と展開のため、カンボジア政府は既に国家予算から600万ドル割り当て、近隣諸国からの依存度の低減を図るという。
政策研究レポート「食糧生産増加計画(2016 – 2018)」によると、1日に200~400トンの野菜が近隣諸国から輸入されており、祝賀シーズンには1日500トンにも上る。同計画によると、2018年までに1日の輸入量を半分の200トンに抑え、1日200トン、年間7万トンの現地生産を目指している。