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  • 法律
  • 2016年7月22日
  • カンボジアニュース

カンボジア国内での石油初採取に向け、石油に関する法案に進展[法律]

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(c)Khmer Times

 鉱工・エネルギー省(MME)は水曜日、市民団体や石油採取セクターらに対し、石油法の草案を提示した。閣僚評議会への提出に備えた事前協議のためだ。

 MMEのメン・サクティアラ大臣は、「石油は社会経済セクターの発展や国民の生活環境改善に利用される、貴重な国の資源だ。規制や法があって然るべき」と主張する。

 本草案は、MME設立後の2014年に完成した。ASEAN諸国には近似した法案が多くあり、その全ては他の省庁やNGO団体、法律事務所などへ事前に諮問している。

 クメールタイムズ紙によれば、本草案は全9章55条で構成され、人々の長期的利益のために石油資源と石油製品の開発利用を、国家歳入の増加や国民生活の改善、雇用創出、環境保護などを通じて管理・促進することを目的としている。

 MMEのメン大臣は、カンボジアが石油を初採取する2018年又は2019年に、透明性や公正さ、責任などを保障するために本草案が施行されるだろうと話している。

 大臣は、「国際価格が不安定だった場合、カンボジアでの石油採取は2018年以降になると思われるが、国際価格が上昇していたならばできる限り早くやるつもりだ」と語っている。

 商務省によれば、カンボジアは2015年に255万トンの石油を輸入しており、前年同期の155万トンに比べて65%増加している。

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