(c)Phnom Penh Post
マレーシア系百貨店「パークソン・モール」が、今年11月中旬から遅くとも来年初めまでに建設が完了すると、プノンペン・ポスト紙が報じた。
ロシア通り沿いに位置し、ハチの巣をイメージしてデザインされた11階建ての建物となる予定で、現在は全体の70~75%が完成している。
管理代理会社の担当者によれば、3000万ドル以上になる今回の建設計画は2008年に始まったが、デベロッパーが計画を延期させたため、昨年初めまで計画が進展していなかった。
350ヶ所ある小売スペースのうち80%以上がすでに埋まっており、そのうちのほとんどがブティックや各種小売店、飲食店などだ。地下と6~8階に駐車場が用意され、9階には映画館施設も含まれている。担当者によれば現在、プノンペンでの基盤を確保するため、世界的な有名ブランドとの交渉に入っているという。
プノンペンポスト紙によれば、詳細は不明だがパークソン開発計画の第2段階としてホテル計画もある。
パークソンはマレーシア系コングロマリット「ライオングループ」のアジア太平洋地域最大の百貨店で、中国で58店舗、マレーシアで45店舗、インドネシアで16店舗、ベトナムで9店舗、ミャンマーで1店舗と、計129店舗を国際展開している
ライオングループのウェブサイトによれば、ショッピングモールやホテル、住宅地などを含む「ライオンシティ・ゲートウェイ」という新たな開発計画がプノンペンで予定されている。