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フン・セン首相は、アンコール遺跡のあるシェムリアップ州の観光客数の減少について、カンボジアの観光資源の多様化を進める政府の努力の結果であるという見解を示した。クメールタイムズ紙が報じた。
首相は、観光資源の多様化を強調し、カンボジア沿岸部のカンポット州やケップ州、コッコン州、北東部のラタナキリ州やモンドルキリ州などが、外国人観光客の人気を集めている点を指摘した。
観光省によると、今年上半期にシェムリアップ州を訪れた観光客数は約120万人となり、対前年同期比で8%減少した。一方で、国全体での海外からの観光客数は330万人となり、11.2%増加した。
観光省の広報官は、「シェムリアップを訪れる観光客数は減少したが、沿岸地域と北東部の観光客数は増加している。カンボジアに来る観光客数が減少していれば憂慮すべきことだが、幸いそのようなことにはなっていない」と述べた。
昨年、620万人の外国人観光客がカンボジアを訪れ、前年比で10.7%増加した。また、2020年に700万人の外国人観光客を引き付けると予想されている。