(c)Phnom Penh Post
チケット販売を行う国営企業アンコール・エンタープライズによると、チケットの増額により観光客数の減少が懸念されたにも関わらず、2017年のアンコールワットへの訪問者数は、前年比12%増の約250万人、売上総額は、72%増の1億800万ドルに達した。プノンペンポスト紙が報じた。
2017年2月、外国人観光客の入場料金は、1日パスで20ドルから37ドルに、3日パスで40ドルから62ドルに、1週間パスで60ドルから72ドルとなっている。
カンボジア国家観光連盟のホー・バンディ事務総長は、「チケット価格の上昇が観光業全体に悪影響を及ぼすことを恐れていたが、観光客数は引き続き増加しており、今年はチケット販売が引き続き増加するだろう。政府は民間企業とPPP(プライベート・パブリック・パートナーシップ)を推進し、業界全体の強化に向けた対話に取り組んでいる」と述べた。
カンボジア旅行協会のチャイ・シウリン会長は、「PPPにより、世界の旅行博でのカンボジアの宣伝方法が協議され、また清潔さ、親しみやすさ、安全性の面で、ホスピタリティの質を確保するための措置が取られている。価格の高騰があっても、アンコールワットは、世界の他の観光地に比べて高価ではない。外国人観光客は、新価格を受け入れており、観光客数は着実に増加している」と話した。