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カンボジア政府当局と観光専門家らは、カタールとアラブ諸国における外交の危機が、プノンペンとカタールの首都ドーハ間の航空便に影響すると見て、懸念を示している。クメールタイムズ紙が報じた。
アラブ諸国6か国が、イスラム国家を支援しているとしてカタールとの国交を断絶。そのうち4か国が、空路・海路での運送も遮断するとした。ドーハは湾岸諸国における国際線飛行の中心部の1つとされており、カタール航空によりプノンペン行きの便も運行されている。
カンボジア民間航空庁の広報官は、今回の国交断絶がカンボジアの観光便にも影響をもたらすと発言。
カンボジア国家観光連盟のホー・バンディ事務局長は、中東からカタールへの旅行が禁止されれば、中東からカンボジアを訪れる観光客は減少するだろうと指摘。観光客の数が増加していただけに懸念を示している。
しかし、民間航空庁の広報官によると、カンボジアから中東行きの便はカタール航空のみだが、近年タイやベトナム、マレーシアに共同運航便もできたという。更に、アラブ首長国連邦を拠点とするエミレーツ航空は、来月初めからドバイ-ヤンゴン-プノンペンを毎日運航すると予定している。