可処分所得の向上とパッケージツアーを提供する旅行会社の増加により、11月中旬の大型連休(水祭り)期間に海外へ出国するカンボジア人数が上昇する見込みだ。
トップアジア旅行の営業マネージャーは、「水祭りの週末と翌週、カンボジア人によって予約された外国行きパッケージツアーの数は前年比30%増加した。余裕があるカンボジア人はクメール正月やプチュンバン、水祭りなどの長期休暇中の海外旅行にますます興味を持っている」と述べた。
一方、スレイラット国際旅行のゼネラルマネージャーは、「水祭りの4日間で200万人のカンボジア人が地方からプノンペンを訪れる。しかし、国内旅行を希望する顧客も多く、バッタンバンとシェムリアップが人気だ」と話す。
警察の統計によると、水祭り期間中、200万人以上の人がプノンペンを訪れ、 約1万人の役人が配置される。
観光省によると、2016年の1~8月におけるカンボジア人アウトバウンド旅行客数は、2015年と比較して23.7%増の約93万人。カンボジア国家観光連盟のホー・バンディ事務局長は、「フライトの増加と航空券の価格下落がこの変化に寄与している」と語った。