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10年前、カンボジアで自動車の購入を考える際、首都のプノンペンにまで来なければならず、そのうえ限られたディーラーや店の中から選ばなければならなかったが、状況は大きく変化している。プノンペンポスト紙が報じた。
現在、プノンペンのほぼすべての大通りには、自動車の販売店を見ることができる。ワットプノン付近で中古車販売店を営む店主は、「プノンペンのどこでも自動車販売店を見ることができるのは、国民が自動車を購入する余裕があることを意味している」と話す。生活水準の上昇につれて、カンボジアの人々は、新しいライフスタイルに合った自動車を購入しており、その結果、数多くの高級自動車メーカーがプノンペンをはじめとするいくつかの州で正規販売店を開いている。しかし依然として、高級車よりも中古車の需要がはるかに高い。
商業省の広報官は、「政府は今すぐに中古車の輸入を禁止するつもりはないが、新車と中古車の間の価格差を埋めるために、中古車への税率の引き上げを検討している」と話す。
プノンペン都内の中古車販売店で働くディーラーは、昨年、中古車の価格が課税水準の上昇に伴い大幅に引き上げられたとし、「以前まで、中古車は売りやすかったが、今年は中古車の輸入税の増額に伴い、昨年と同じ価格で販売することは厳しいが、中古車の需要は依然として高く、同氏は1ヶ月に平均7台の自動車を販売している」と話す。
商業省の担当官は、「カンボジア国民の所得水準が上昇するにつれて、自動車を購入する際に安全性を優先し、新車の販売台数が増えることを期待していると」述べている。