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フン・セン首相は9月27日、世界観光の日(World Tourism Day)の祝典の場で、「観光業がカンボジアの経済に貢献し続けている」と述べ、観光業の推進に意欲を示した。クメールタイムズ紙が報じた。
フン・セン首相は、「政府はさらに観光市場を発展させ、観光製品の開発や青少年観光、都市観光、ショッピング観光などの新たな分野を推進する。現在、観光産業は、化学産業と石油産業に続く世界第3位の輸出産業だ。観光は希望と繁栄をもたらし、世界の人と人との関係を促進させる。観光は、持続可能な開発の3つの重要領域(経済的、社会的、環境的)に貢献することができる。また、経済成長に貢献するだけでなく、人々の生活水準の向上や環境保護の強化、多様な文化遺産を保護し、世界の平和を強化する」と語った。
国連の世界観光機関によると、2016年には約12億人の旅行者が国境を越え、2030年までに最大18億人になるという。
観光省によると、今年上半期に、前年同期比12.8%増の260万人以上の外国人観光客がカンボジアを訪れた。移動経路別では、飛行機が23%増の160万5664人、陸路が96万7490人、水路が8万9525人とわずかに上昇した。