(c)Khmer Times
カンボジア政府は、国連教育科学文化機関(ユネスコ)に対して、カンボジアのフレンチ・コロニアル様式の建築を保護する一環として、バッタンバン、クラチェ、カンポットを世界遺産都市として認めるよう求めた。クメール・タイムズ紙が報じた。
観光省のタオン・コン大臣には、「カンボジアにはバッタンバン州だけでも800のフレンチ・コロニアル様式の建物と家屋があり、多くの歴史的建造物に特徴があるため世界遺産都市として登録されることを期待している」と述べた。「外国人観光客はアンコールワットや沿岸地域以外の観光地を訪れることを楽しむ。ユネスコからの認定を受ければ、投資家もこれら3都市での開発を支援する可能性も高まる」とした。
観光省と文化芸術省が既に申請書を準備しており、6月にシェムリアップ州で開かれる会議で議論されるという。
カンボジア国家観光連盟の事務総長ホー・バンディ氏は、この動きを歓迎し、この試みがバッタンバン、クラチェ、カンポットの文化遺産を次世代のために保存すると述べた。「バッタンバン、クラチェ、カンポットの古い建物は、カンボジアとフランスの伝統を結びつけている。ユネスコに認められると、関連するすべての機関は、それらを開発し保存するための手順に従わなければならなくなる」とした。