(c)Phnom Penh Post
日系企業のA2Aタウン・カンボジアが、国立公園のあるキリロム山頂上に位置する会員制リゾートに、約300万ドルを投資する。プノンペンポスト紙が報じた。
同社CEOの猪塚武氏によれば、会員制ベースのリゾートはカンボジアでは他に無いという。同氏は、「雑然とした場所や下流階級の人々と同じ場所に宿泊したくないと話すカンボジア人富裕層がいる。私はそういったお客様へリラックスできるプライベートな環境を提供しようと思い、今回の投資を行うことにした。まずはお客様のためにモデルハウスを建設し、反応によってはお好み通りのデザインを増やす」と話す。
会員資格の売買は今年末から、建設は来年初頭から開始される予定だ。建設は開始から1年で終了する予定で、会員はその直後から入居可能となる。カンボジア人富裕層をターゲットにしているが、その他外国人も購入できる。同氏によれば、ユニットの所有権を他の人や会社へ譲渡することも可能だ。
タオン・コン観光大臣は同リゾート計画について、「エコツーリズムは世界の観光産業で注目を集めており、猪塚氏の行う環境保護を意識した開発計画は国際的なトレンドに合致したもので素晴らしい」と述べた。