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  • 経済
  • 2016年1月27日
  • カンボジアニュース

首相、鉄道輸送促進を明言するも、課題は山積[経済]

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(c)Phnom Penh Post

25日、フン・セン首相は、プノンペンで行われたカンボジア・ライス・フォーラムで物流会社に対し、コンテナのトラック輸送から鉄道輸送に切り替えるよう促した。コンテナの負荷により道路が傷むことを防ぎつつ、コスト効率を高める狙い。また、鉄鋼、セメントなど80トンを超える貨物をトラックで輸送しているため、道路の損傷が問題になっている。

カンボジアの鉄道は、2013年よりタイランド湾に面する港湾都市・シアヌークビルと首都プノンペン間の266キロに及ぶ南方線が唯一稼働しており、毎日、石油、石炭、建材、衣類や米を積んで運航している。なお、プノンペンとポイペト、そしてタイへと結ぶ386キロに渡る北方線は未だ稼働していない。

プノンペンポスト紙によると、鉄道会社の責任者は、「鉄道では20フィートコンテナで約100ドル、40フィートコンテナで約120ドルだが、トラック輸送では同じ工程で1コンテナあたり約200ドルかかるため、鉄道の方が費用対効果が高い」と主張している。

しかし、鉄道の場合、終着駅と港が直接連結していないため、数百メートルを別でトラックに乗せ換え輸送する必要があり、最終的なコストはトラックで直接行く方が結果として安く収まる可能性がある。また、列車が一日1便の固定スケジュールで、かつ時間がかかるのに対し、トラックの場合は時間の面で融通が利く。

鉄道輸送を促進するには、駅や便数を増やすなどのサービスの充実が必要不可欠だ。

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