インターネットプロバイダのイージーコム(EZECOM)は月曜日、8千万ドルを投じた海底ケーブル事業への覚書を交わした。このケーブルはマレーシアとタイ、カンボジアを繋ぐもので、実現すればインターネットのスピード向上とともにサービスコストの値下げにも繋がる。イージーコムの関連会社であるテレコテク(Telcotech)はタイのシンフォニー・コミュニケーション(Symphony Communication)社とマレーシアのテレコム・マレーシア(Telekom Malaysia)社と共同で3か国間に渡る1300kmに及ぶケーブルシステム(MCT)を施設するという。
報道資料でイージーコム社は計画の完了が2016年末と予定されていること、完了後のMCTは施設距離2万kmに及ぶアジア・アメリカ・ゲートウェイ海底ケーブル(AAG)に接続されることも公表された。この実現により接続性の大幅向上によるサービスの幅も広がり、デジタル情報の広がりに期待ができると報道資料では締めくくられている。
報道発表後、イージーコム社のCEOであるPaul Blanche Horgan氏は、「MCT実現によりイージーコム社がISP各社に提供している接続スピードの大幅向上が期待される。会社の方針として各社へのサービス網提供へ注力しており、現在既にカンボジア国内の競合他社へ卸売り事業が主力になりつつある」と述べた。
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