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  • 社会
  • 2017年6月14日
  • カンボジアニュース

カンダール州 川の浚渫作業に対する抗議活動[社会]

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(c)Phnom Penh Post

 11日の朝、カンダール州の河川地域の住民200人以上が地元当局に対してバサック川の砂の浚渫(しゅんせつ)作業(河川などの底面をさらって土砂などを取り去る土木工事)を停止するよう抗議を行なった。プノンペンポスト紙が報じた。

 住民の代表者によると、過去1年でバサック川の浸食により10軒が崩壊したとし、昨年7月から開始された浚渫作業の影響だと抗議しているが、作業員らは業者名の開示を拒否し、州当局も住民の訴えを聞き入れないという。

 なお、河川からさらった土砂は、近隣にある公務員向けの住宅開発として湖に砂を敷き詰める作業に使用されている。

 住民の苦情を調査すると述べたカンダール州知事によると、Leng Chingと呼ばれている会社は、鉱工・エネルギー省からアパートの建設のための砂を浚渫する許可を得ていたという。



 また、抗議を行った住民は当該地域の外から集まった当事者ではない人々だとして、抗議者を解散させた。昨年の夏に地域住民はそのプロジェクトの概要や影響に関して説明するフォーラムに招待されていたが、住民の多くは出席していなかったという。

 鉱工・エネルギー省の広報官は、この抗議行動に関して、「外部から政治的に動機づけられた抗議者と、NGOの名前の下のアナーキストらによる、扇動活動だ」として、州知事の判断を支持した。

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