カンボジアに進出する日系企業のための
B2Bガイドブック WEB版

STAFF VOICE

(2017/11発刊7号より)

会社は自分にとって第二の家族です。今後もスタッフと一緒に働いていきたいです。
レオパレス21
ソク・ソピアック
プノンペン出身。日本語学校で2年間勉強後、日系コンサル会社を経て、レオパレスに就職。入社4年目。私生活では、奥さんと幸せな生活を送っている。
ロー・ピセイ
カンダ―ル州出身。日本語学校で2年間勉強後、大学在籍時からレオパレスに就職。入社4年目。

成長を遂げるカンボジアの不動産業界で働くピセイさんとソピアックさん。二人が、仕事を通して何を感じているのか、話を聞いた。

カンボジアの発展に貢献できる不動産業界に興味を持った

 カンボジア支店の立上げ時から日本語スピーカーとして活躍している二人。

ピセイさんは日本企業で働いていた叔母の影響で日本に興味を抱くように。また、ソピアックさんは日本によるカンボジアの支援をテレビで知り、いつかは日本企業やNGOに務めたいと思い日本語を勉強し始めた。

日本語学校で勉強した2人は、自分の国の発展状況を知ることができる不動産業界を勉強したい、他の国と同じように発展を生み出したいという思いから、レオパレス21への就職を選んだ。

日本企業の厳しさこそが日本の発展を生み出している

 会社の研修として何度か日本を訪れたことのある2人は、日本のサービスや発展に驚きを受けたという。そしてソピアックさんは、日本企業で働く中で日本企業ならではの厳しさを感じつつも、その厳しさこそが日本の発展を生み出していると語る。

「日本人は約束や時間を必ず守ります。初めは大変に感じましたが、働く中で日本企業ならではの習慣を理解し、自分自身も時間を守るようにしています。しかし、カンボジアでは、他の会社とのミーティングは時間通りに始まらないことがほとんどです。また、カンボジア人オーナーの中には仲介手数料を期日通りに支払わない、催促後も支払いがなかなか行われないということもあります」と話し、いつかカンボジア企業も、時間や約束を守るようになればいいと語った。

異なる文化や考え方をどう一致させるか

 2人の主な仕事は、日本人を相手とした物件紹介から契約までのサポートだ。日本語が堪能な2人は、社内でも接客でも日本人とカンボジア人の仲介役を担うことが多い。

「国が違うため、もちろん考え方や習慣も異なります。日本人が当たり前だと思うことは、必ずしもカンボジアでは当たり前ではありません。しかし私たちが相手するのは、カンボジア人のオーナーと日本人のお客様です。よくカンボジア人オーナーはお客様の要件を、お客様はオーナーのサービスを理解していないことが多く、トラブルも多く発生します。仲介役としてトラブルの発生を防ぐためにも、個々に対するケアが求められます。文化や考え方が異なる両者をお互いに理解させるためにはどうすればいいのか、両者の“あたりまえ”を互いに納得させるにはどうすればいいのか、常に考えて対応しています。」とソピアックさんは語る。

ピセイさんも日本人とカンボジア人の文化や考え方の違いを理解し、対応しているという。

「会議中も通訳をすることがありますが、時に日本人が発する言葉はカンボジア人にとって厳しい言葉となり得ます。そのまま通訳するとカンボジア人は苦しいと感じてしまいますので、TPOから判断して訳し方を考えるようにしています」。

日本人のお客様からの「ありがとう」が幸せ

 今では会社のキーパーソンとして活躍する2人だが、入社時は違っていたと語る。

昔は自分に自信を持つことができなかったというピセイさん。しかし多くの仕事を任される中で、自信を持てるようになっていったという。

またレオパレス21には、毎朝朝礼の時間が設けられている。毎日担当スタッフが不動産関係のニュースを全体に発表し、スタッフ全員で意見交換を行う時間だ。更に、担当スタッフはその日の活動目標の発表も行う。そうした意見交換しやすい環境が社内に構築されているため、自分の意見も周りに発表できるようになり、他のスタッフから意見をもらうことで益々自信を身に着けているという。

一方、かつては自分の仕事と他人の仕事を区分し、他人の仕事には干渉しないというスタンスだったというソピアックさん。レオパレス21に入社してからは、日本人の働き方から影響を受け、自分の仕事でなくても自分に何ができるのか、自分なりに考えて行動するようになったという。

また2人とも日本人のお客様と接する中での経験が、大きな成長につながっていると話す。

「良いサービスを提供し、日本人のお客様から『ありがとう』と言われることが自分にとっての成果の現れで、幸せに感じます。どんな辛いことがあっても将来のため、幸せのために取り組めます」とソピアックさんは語ってくれた。

自分にとって第二の家族

 勤務期間が短いと言われることが多いカンボジア人だが、2人とも4年目と古株だ。辛いことも多い中で仕事を続けられているのは、会社を家族のように感じているからと口をそろえて話す。

「レオパレス21は自分にとって第二の家族です。家族も楽しいことばかりではなく辛いことがあるのが当たり前ですし、みんなで一緒に解決するのが家族です。もし自分が辞めてしまったら、家族はどうなるのかと考えます」と話すピセイさん。

ソピアックさんも、家族より同じ時間を共にするスタッフが好きだと答える。家族のような関係性が築けているからこそ、問題発生時には話し合いを行い、みんなで乗り越えられているようだ。

「今後もスタッフと一緒に働いていきたい」と2人とも笑顔で答えた。

そんな2人の今後の夢は、やはりカンボジアの不動産業界で活躍していくことだ。

ソピアックさんの夢は、レオパレス21をカンボジアで大きな会社にしていくこと。プノンペンだけでなく、シェムリアップやシアヌークビルにも事業を拡大していきたいと笑顔で語ってくれた。

一方、ピセイさんはレオパレス21で培った経験を元に、不動産関係の会社設立を夢見ている。またサービスアパートメントのオーナーにもなりたいと話す。

一緒に働く日本人のコメント
Comment by a Japanese Colleague
マネージングダイレクター
小林 良銑
Kobayashi Ryosen
2人は素直という性格に加え、立上げ時から活動してきたため、吸収力やアレンジ力を備えています。日本人を分かろうという姿勢を見せてくれていますし、問題があれば日本人も巻き込みコミュニケーションを取ってくれます。また、挨拶やホウレンソウといった日本人特有のルールを理解・実践し、他のカンボジア人スタッフに拡散してくれており、会社にいい影響を与えてくれています。今後期待したいのは、彼らが自分たちで自立できるような仕組みを構築することです。そのための環境を整え、更なるステップアップに向けて、より密にコミュニケーションを取り協力し合っていきたいと思います。

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