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  • 2017年4月21日
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不安定な気候 カンボジア農業の将来に苦境をもたらす[経済]

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(c)TH絵Cambodia Daily

 4月中旬に続いた記録的な低気温と季節外れの雨は、カンボジアの気候変動による深刻な影響を示唆したと専門家は語った。カンボジア・デイリー紙が伝えた。

 調査によると、洪水や予測不可能な雨、2050年までに5度の気温上昇によって、将来の農作物の生産が著しく阻害される可能性があるという。

 人権と気候変動に取り組むNGO団体SYDの責任者は、「クメール正月の大雨は雨季のようだった。カンボジアに50年間住んでいるが初めてのこと。気候変動の兆候だ」と語る。

 気候変動がメコン川下層に及ぼす影響を調査した2014年の研究プロジェクトによると、「年間気温は2050年までに3℃から5℃まで上昇し、特定の作物、魚、家畜の生産の可能性を劇的に変化させる」という。



 特にカンボジア東部の平野では気温が5℃上昇し、国内で最も上昇するとされている。これにより、この地域ではキャッサバ、大豆、トウモロコシの栽培が阻害されるという。

 2月に発表されたドイツ国際協力協会(German Society for International Cooperation=GIZ)の報告によると、カンボジアにおける経済的に活発な900万人の市民のうち約半数は、収入と食料の確保のため農業に頼っており、気候変動による干ばつ、洪水、予測できない雨、台風などによる収穫量の減少の影響を受けるという。

 農家にとっては、厳しい経済状況を作り出す要因は国内の気候変動だけではない。昨年8月、9月には、突然の世界的なコメ価格の暴落により危機が生じた。カンボジアの農家たちは穀物からなんとか利益を得ようとしたが、多くは売買することができなかった。

 農家たちからの要請を受けて、フン・セン首相はコメの生産に対して2700万に相当する緊急の資金注入を認め、さらに大量のコメを買い取り、コメ農家が立ち直るように支援をした。

 世界銀行のカンボジアシニアアドバイザーは、「気候変動はカンボジアに特定された問題ではなく、世界を脅かしており、行動を起こすことが必要とされる問題だ」と述べ、「カンボジアは作物の生産性を高め、多様化し、灌漑設備を向上させなければならない」と話す。

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