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  • 経済
  • 2017年4月2日
  • カンボジアニュース

シアヌークビル自治港 過去最大のIPOに向けて準備[経済]

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(c)Phnom Penh Post

 カンボジア南部に位置する国内最大の港、シアヌークビル自治港(SAP)が、2700万ドルの調達を目指している。これが成功すると同IPOは、これまでのカンボジア証券取引所(CSX)で最大の株式公開となるという。プノンペンポスト紙が報じた。

 SAPのルー・キム・チュン局長は、「4月11~13日でIPOに関する公表を予定しており、4月19~25日までの6日間でブックビルドを予定している。SAPは総額2144万株(総持株の約25%)を売り出し、最終的な株価はブックビルドに対する投資家の回答によって決定される」と述べた。

 プノンペンポスト紙によると、SAPは4年連続の黒字であり、2015年の純利益は4500万ドル、コンテナトラックの2桁成長が同社の利益を押し上げたという。

 しかし2016年は大幅な減速を示し、貨物輸送量は40万187 TEU(Twenty-foot Equivalent Unit:20フィート換算)、前年比わずか2.1%の増加であった。チュン氏は、「世界的な貿易の縮小に伴い、世界中の港が苦戦していた。しかし投資意欲が低下してはならない。今年は貨物輸送量が大幅に増加しており、2017年の業績は昨年よりもはるかに良いと考える」と述べている。

 プノンペン自治港が2015年末に20%の株式を売却した際は、520万ドルを調達しており、SAPが2700万ドルの調達に成功すると、2012年に2000万ドルを調達したプノンペン水道公社(PPWSA)の株式公開を上回り、過去最大となる。

 3月30日、カンボジア証券取引委員会(SECC)の代表は、SAPのIPOの提案を受取り、承認したと発表した。SAPは、2012年に初めてCSXに上場する意向を発表したが、コンプライアンスや税務問題など多くの問題に直面していた。

 CSXの市場運営部門ディレクター、ラムン・ソレイユ氏は、「カンボジア経済は高成長を記録しており、今後数年間は7%の成長率を維持するだろう。第3の国営企業の株式公開に、投資家から多くの関心が寄せられている」と話した。

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