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  • 経済
  • 2017年2月5日
  • カンボジアニュース

ベトナム等からの輸入野菜によりカンボジア農家が困窮にあえぐ[経済]

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(c)Khmer Times

 ベトナムなど近隣諸国からの輸入野菜の国内流入によりカンボジアの野菜農家は困窮の危機に立たされている。クメールタイムズ紙が報じている。

 政策研究センター(Centre for Policy Studies=CPS)の調査によると、現在カンボジアでは近隣諸国から毎日200~400トンの野菜が輸入されており、ベトナム、タイ、中国から輸入される野菜に対して毎年1億5000万~2億5000万ドルが費やされていることがわかった。

 特に、ベトナムからの輸入野菜は、化学肥料を使用して栽培していることから見た目が美しく価格も安いため、安全性などを考えないカンボジア人消費者の多くが地元野菜を選ばずベトナム産の野菜を選ぶ傾向にある。

 記事ではカンダール州で現在輸入野菜によって危機的な状況に立たされている農家を取材し、ベトナムからの輸入野菜に押されて、地元野菜の販売が振るわない現状を取りあげている。



 政府は農家を守るため、国内8つの州を指定して、今年から「ブースティング・フード・プロジェクション(Boosting Food Projection) 2017-2019」と名付けた計画を開始、計画には全体で約2000万ドルの予算が組まれ、そのうち1000万ドルを野菜やその他の作物生産に使用する。

 政府の対応を農家の多くは歓迎しているが、農家からは「国内で栽培できない野菜の輸入は認め、国内でも栽培可能な野菜の輸入には一定の制限をかければよいだけ」との声も上がっている。

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