2017年7月20日
――御社の自己紹介をお願いします
ジェフリー・ウィッタカー(以下、ウィッタカー)当社は2004年の3月に、当社の株主により創設されました。私たちの主要なプロジェクトチームは、2014年5月に経済財務省と協力を始め、2015年には運営免許を取得。現在は、火災や健康、建築等、保健事業全般にまで展開しています。
当社と他社との違いは、経験のある専門家チームを用意していることです。また我々は数千の政策をこれまで実施してきました。非常に競争力があり、各地域における病院やクリニックとのネットワークは広範囲に渡ります。更に海外及び、タイやベトナムなどのアジアの一部地域における諸問題にも、対応いたします。またカンボジア人にも外国人にも同じサービスを提供しています。
――カンボジアにおける健康保険、個人損害保険の現状をどうお考えですか
ウィッタカー カンボジアの保険市場は過去数年間で2ケタ成長を記録し、今後数年間でその成長を継続していくものと思われます。その中でも健康保険及び個人損害保険は急速に成長しており、保健事業全般においても主要な分野になりつつあります。
カンボジアでは多くの大規模プロジェクトが考案されていることから建設工事保険は重要ではありますが、健康保険や個人損害保険も、企業の人的資源管理において重要な要素となっています。カンボジアでは、雇用者と従業員、労働者に加入を義務付ける社会保険制度がありますが、それに加え、より多くの雇用主が従業員のため団体保険と個人損害保険に加入するようになっています。それにより、政府管轄以外の病院やクリニックにも選択肢が広がるようになりました。
――カンボジア人の保険加入率の低さがよく指摘されています。その点に関してどのようにお考えですか
ウィッタカー カンボジアにおける保険加入率は低いですが、今後当社のような新たな保険会社が参入することで急速に変化していくと思われます。プノンペンや地方どちらにおいても、多くの人々が金融機関や保険業界のネットワークに関わるようになっています。
また、多くの外国人は個人でも団体としても、常に自分の健康及び事故のリスクに備え保険をかけています。今は多くのカンボジア人も、外国人と同様の行動を取るようになっていますね。通常は雇用者が資金を提供する制度になっています。
――保険に加入するカンボジア人、企業が増えているとのことですが、その要因は何だと思いますか
ウィッタカー 経済発展とともに中間層が伸びてきたことにより、多くのカンボジア人が高レベルの健康及び災害対策を取るようになってきたことが要因だと考えます。近年、給料だけが転職の理由にはなっていません。従業員は徐々に、企業における保険給付や業績関連、ボーナス、長期勤続年金、さらには積立型年金制度に着目するようになっています。企業の福利厚生として、より多くの雇用者が労働者のため団体健康保険と個人災害保険に加入するのは、カンボジアでは今やあまり前のものになっています。
――カンボジアで健康保険や医療保険事業を行う上の問題はなんですか
ウィッタカー 1つ目は、カンボジアにおける交通事故ですね。特に祝祭日に多く発生しますので、保険会社としても対応を迫られます。
2つ目は、多くの外来患者が雇用者出資を主張することです。この場合、たとえ25ドルなどの小さい診療報酬請求に対しても多くの管理努力とコストを必要とします。このようなリスクをカバーする会社は、非常に効率的な24時間体制の請求制度や診療所や病院との全国規模のネットワークを持つことが必要となります。
――カンボジアの健康保険は充実していると思いますか
ウィッタカー 国家社会保険基金(National Social Security Fund :NSSF)により運営される社会保険制度では、雇用者と従業員、労働者に加入が義務付けられています。我々のような民間保険会社は病気になった人や事故に巻き込まれた人全てに、常にサービスを提供するため、NSSFの取り組みを補強するサービスを行っています。民間協力が出来ているので、充実していると思っていますね。この取り組みを更に強化していくことで、保険業界はより良くなっていくと考えます。
――最後に読者の皆さんにメッセージをお願いします
ウィッタカー カンボジアでの保険加入を考える際には、保険料のみでなく、迅速で簡潔なサービスであるかどうかで選ぶことをおすすめします。カンボジアの保険業界もカンボジアの発展とともに、急速に成長していくと思われます。我々は必ずお客様を満足させるサービスを提供しますので、ぜひ我々のサ―ビスをお試しください。(取材日:2017年4月)