2016/3/2
チェイン・ケインと申します。幼少期は米農家の子として育ち、それらを売って生計を立てていました。カンボジアの一般的な農家では自分の家族が食べる分の生産だけで精一杯なのですが、私の家族は売る分までも計画して生産し、村の中では優秀な農家でした。
その後新聞社へ就職し最初は新聞配達をしていましたが、最終的に社長の地位まで上りつめることができました。実はその新聞社に入るとき、「農家」であったために理由もなく差別を受け、非常に悔しい思いをしました。いつかその見下した人たちを追い抜いてやると心に決め、それをバネにここまでやって来ることが出来たのだと思います。
勤めていた新聞社(カンボジア・タマイ)の記事には不動産広告覧があり、私もその記事を担当することになりました。ある日、一人のアメリカ人のお客さんがその広告欄を見て、一か月2800ドルの一軒屋を借りることになりました。実はそのお客さんはカンボジアに不動産会社を設立予定で、一緒に会社をやらないか誘われました。私は今の仕事があったので、その時はお断りしたのですがその後3か月以上に渡って熱烈なオファーを受け、彼と共にCPLを設立するに至りました。
私たちはお客様にサービスを提供するときは3つの事項を詳しくヒアリングします。まず①お客様は何を求めているか、②場所はどこがいいのか、③なぜ物件を探しているのか、の三点です。これらは時に個人的な内容を含みますが、嫌がらずに出来るだけしっかりと答えて頂きたいと思います。まずお客様がこの三点を曖昧にされていると、おそらく自身に合った物件を決めることが出来ないですし、また私たちもご提案出来なくなってしまいます。お客様に100%のサービスを提供するために、この三点の確認作業は重要なものなのです。
不動産というサービスは、何よりお客様との信頼関係が不可欠であり、もしお客様がスタッフを信頼できなければこのビジネスは成功できません。私たちCPLでは、スタッフのサービスクオリティーに全責任を持っております。CPLスタッフは洗練されたサービススキルを持ち、自信を持ってお客様に良いサービスをご提供いたします。手数料のためではなく、お客様あっての企業です。お客様を常に大切にする企業でありたいと思っています。(取材日/2015年10月)