2016/08/04
――会社紹介をお願いします
オム・パリン(以下、オム) チャーミング・カンボジア・ツアーズは1995年に始めた会社で、22年目になります。観光産業はカンボジアの一大産業ですからね。元々私自身がホテルのレセプションやツアーガイドをしており、ノウハウを持っていたので会社設立に至りました。
スタッフ数は、現在シェムリアップとプノンペンを合わせると21名です。主にインバウンド業務を行っており、現在のお客様のメインは西洋人と中国人ですね。ただ今後は、韓国、ドバイ、そして日本向けのアウトバウンドにも注目しています。
――最近の業況について教えてください
オム カンボジアを訪れるお客様は益々増えていますね。2015年は前年度比7%UPの450万人で、今年は500万人に到達するのではないでしょうか。カンボジアのホテルは質が高い割に値段が安く、また、安全性の高さも旅行者数増加に繋がっているかと思います。
最近は、欧米や中国、フィリピン、シンガポールからのお客様が多いですね。特に中国からは毎月300~400人のお客様が貴社を通してカンボジアに訪れています。
日本との関わりで言えば、現在日本語スタッフの雇用も考えているんですよ。より多くの日本人旅行者に来て頂き、そしてカンボジア人ももっと日本へ行けたら。これが今の私の目標ですね。
――最近のホットトピックは何ですか
オム やはり常に人気があるのはシェムリアップですね。特に日本人の旅行者は多く、学生の方々にも人気です。
私がお勧めするのはシハヌークビルです。素晴らしいビーチや沢山のホテル、そして国内線が通っているので、とても便利ですよ。シェムリアップからシハヌークビルまで国内線で行き、シハヌークからプノンペンまでバスで行くなど、外国人旅行者もたくさん訪れています。
もし自然を観たい場合は、キリロム国立公園もお勧めしています。宿舎や自然、新鮮な空気を味わうことが出来ます。近い将来国内線がもっと増えたらより便利になるでしょうね。
――御社の今後の展望について教えてください
オム 国際的にプロモーションをしたいと思っていますね。昨年は、国内での観光省主催のイベントや、ベルリンでのフェアにも参加しました。日本でも様々なプロモーションが実施されていますよね。今後は、日本、韓国、ドバイへのアウトバウンド業務について積極的に考えています。日本でもビジネスパートナーを見つけることが出来たらと考えています。
――読者に一言お願いします
オム カンボジアは安全に旅行ができる環境になり、貴社としても、将来は日本企業との提携等も考えています。スタートアップをされる方や投資家の方へのサポートも、政府として積極的になってきました。我々も素晴らしいサービスを提供したいと思っています。皆さん、ぜひカンボジアへ来て下さいね。(取材日/2016年4月)