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  • 統計
  • 2016年8月13日
  • カンボジアニュース

カンボジアの生命保険、保険料収入113.2%増と急速に拡大[統計]

 8月9日に発表されたカンボジア保険協会(IAC)の報告書によると、国内の保険業界は全部門で成長しており、今年上半期における非生命保険を含む一般保険は16.2%増の3740万ドル、業界全体の保険料収入は37%増の5600万ドルだった。中でも生命保険は113.2%の増加を見せ、急速に拡大する保険市場で最も急成長している分野だという。

 IAC会長はこの成長について、「金融リスク管理と教育キャンペーンが重要な役割を果たした」と述べ、しかし「一般的な保険市場は建設計画や火災被害に対するリスク保証など商業に左右される。しかし生命保険等の個人向け保険の成長の方がはるかに大きい」と、異なる2つのタイプの保険が市場に存在すると指摘した。

 生命保険は2012年にカンボジアで導入され、現在、プロバイダ4社によって提供されており、マニュライフ保険CEO兼IACの副会長によると、今年上半期の総保険料は1850万ドルに達したという。

 同氏は、「カンボジアの保険業界は過去10年間の力強い経済成長の恩恵を受けて急成長を遂げた」と説明し、「成長のほとんどは都市部の新興中間所得層によるものだが、地方でも強い成長が見られる」と述べる。

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