カンボジアの国家警察は、韓国人がカンポンスプー州で拉致や拷問を受けたとの報道を否定した。
10月24日に実施された捜索は、他国当局からの通報を受け、カンポンスプー州コン・ピセイ地区の高層ビル群にある中国企業所有の建物で行われた。
この捜索の結果、約1000人の外国人が一時的に拘束されたが、ニム・サオ准将によると、拘束された外国人の多くは中国籍であり、韓国人を含む外国人が拉致・拷問された証拠は発見されなかったという。
捜査対象の建物は中国企業が所有する複合施設であり、さまざまな職場が併設されていた。内部調査の結果、これらの外国人労働者は合法的に滞在しており、通常の生活・労働環境であることが確認された。
ニム准将は、「生活や労働環境も『標準的』である」と述べ、報道で指摘された違法行為や拷問施設は発見されなかったと説明した。
また、二ム准将は、外国メディアによる報道は虚偽であり、韓国人や他の外国人が拉致・拷問された証拠は一切ないと強調している。
捜索後、拘束された外国人は通常の業務に復帰しており、当局からの追加干渉は行われていない。
なお、この件について、カンボジア国家警察の報道官からのコメントは得られていない。