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カンボジアの教育部門はデジタル化を進めているが、都市部と農村部でのネット環境の格差が課題となっている。クメールタイムズが報じた。
新型コロナウイルス感染拡大で16日から国内全ての学術機関が閉鎖されたことにより、eラーニングへの取組が注目されている。
カンボジアの教育部門では、数学や理科、化学、生物、クメール文学等の科目においてeラーニングシステムの導入を進めているが、農村部では多くの課題があがっている。
農村部に住む学生の一人は、「オンライン教育に必要なデバイスを持っていない子も多く、インターネットアクセスが悪い地域もあります。通信速度を上げようとすると、それに対し追加でお金が必要となります」と話す。
教育・青少年・スポーツ省によると、2019年に公立学校に通っていた生徒は約320万人おり、そのうちの260万人が農村部の生徒となっている。農村部と都市部では、インターネットアクセスにおいて明らかな不平等さがあるという。