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  • 社会
  • 2019年5月15日
  • カンボジアニュース

外国人投資家へ210万ドルの不動産詐欺 被告人に懲役2年半[社会]

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(c)Khmer Times

 プノンペン都の地方裁判所は10日、1992年に外国人投資家を騙して210万ドルの土地取引をしたカンボジア人ののヘン・ウイホック被告(70歳)に対し、懲役2年6ヵ月を言い渡した。クメールタイムズ紙が報じた。

 また裁判所は、被告に対して賠償金として8億リエル(約20万ドル)の支払いと、政府に400万リエル(約1000ドル)を支払うように命じた。

 縫製工場を経営する中国人投資家のホン・フランシス氏によると、1992年にカンボジアを訪問した際に、ヘン被告と出会ったという。そこで、ヘン被告は、前上院議長で前人民党議長のチア・シム氏の元顧問で、ホン氏にチア・シム氏を紹介した後、不動産投資と工場建設の話を持ちかけてきたという。

 ホン氏は、「私は彼を信頼した。チャンカーモーン区とトゥールコーク区の土地を購入するため、合計210万ドルを分割払いで送金したが、彼はまだ約束した土地を与えてくれない」と述べた。

 ヘン被告は、「お金を受け取ったことは一度もない」と述べ、また、ヘン被告の弁護士は、「カンボジアの刑法によれば、この訴訟は30年近く前に起こったもので、もはや有効ではない」と述べ、高等裁判所に上訴している。

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