(c)Bangkok Post
沿岸都市であるシアヌークビルに次いで国内で2番目に人気のあるギャンブルの目的地として、中国人はカンボジアとタイの国境の都市であるポイペトに群がり始めている。バンコクポスト紙が報じた。
ポイペトに在住する中国人の人数について公式な統計は無いが、建設業や娯楽業界に関わるか、旅行者として短期滞在のいずれかにより、1万人程度の中国人が市内にいると推定されている。
46年ぶりにタイとの国境を越えた鉄道サービスが開通されたことに伴い、同市はさらに人を引きつけ、活況と呈すると予測されている。
政府の記録によると、22カ所のカジノで、現在、約1万人のカンボジア人と、1200人以上の外国人(主にタイ人と中国人)が雇用されているという。また、5年前には約8万人だった同市の人口は約12万人に増加し、昨年末に中国人が集まり始め、今年はさらに人口が増えているという。
現在、プノンペンの南西231キロの沿岸部に位置するシアヌークビルには、86のカジノがあり、中国人に最も人気のある観光地として知られている。非公式の記録によれば、在住者20万人のうち、中国人は7万人に上るという。
昨年のカジノからの税収5600万ドルのうち、ナガワールドは40%を占め、続いてポイペトが22%だった。政府当局によると、全国にある163のカジノは、その多くがタイとベトナムとの国境沿いにあり、約4万人のカンボジア人の雇用を創出しているという。小規模のカジノはカンボジア人、大規模のカジノはマレーシア、タイ、中国人が所有する傾向があるという。また、今年はカジノからの税収が7000万ドルまで増加すると予想されるという。