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政府は、プノンペン都内中心部とプノンペン国際空港を結ぶ自動案内軌条式旅客輸送システム(Automated Gateway Transit=AGT)の実現可能性調査を行うと発表した。クメールタイムズ紙が報じた。
公共事業運輸省のスン・チャントール大臣は記者会見で、「AGTプロジェクトは計画通り進められており、今後2年間で日本国際協力機構(JICA)と協力して実現可能性調査を行う」と述べた。
AGTはセントラルマーケットから空港までの18キロに及ぶ予定だ。スン大臣は、「現在、AGTが実行する正確なルートを検討中だ。空港に近づくにつれて地下4キロで走ることになるだろう」と語った。
環境に配慮した大量輸送システムであるAGTは、有害な煙を出さずに時速60キロの速度で移動することができる。使用するスペースも少なくて済み、都市の公共輸送を近代化し、交通混雑を減らす助けにもなると期待されている。
またスン大臣は、「中国企業がスカイトレインと呼ぶ同様のプロジェクトを提案しているが、AGTと干渉したり重複しないようにする必要がある」と述べた。