昨年トルコで起きたクーデター失敗から1年が過ぎ、在カンボジアトルコ大使のイルハン・ケマル・トゥ氏は、トルコ政府はザマン・インターナショナルスクール(ZIS)の閉鎖を依然として望んでいるとした。クメールタイムズ紙が報じた。
昨年7月、大使はトルコで発生し失敗したクーデターに対して、疑いのある共謀者がプノンペン市内にあるインターナショナルスクール、ザマンインターナショナルスクール(ZIS)と繋がっていたと主張し、政府や関係者に対し、同校への一切の支持の打ち切りとともに、同校に対しカンボジアにおける活動の停止を求めていた。トルコ政府は、ZISを閉鎖するためにカンボジア政府に与える文書と証拠を準備していたという。
クーデターの失敗から1年が過ぎ、トルコ大使館で開かれた記者会見において大使は、「トルコ政府は依然として学校の閉鎖を望んでいる」と述べた。また、ZISへの告発に対する証拠や文書をカンボジア政府に提出することに関しては、いかなる詳細にも触れることを拒否した。
これに対し、ZISの関係者は、大使の主張は根拠がなく証拠が不十分だとし、テロ組織との関係を否定している。