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  • 社会
  • 2017年5月13日
  • カンボジアニュース

お金を支払って滞在する刑務所 プノンペンで建設始まる[社会]

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(c)Khmer Times

 プノンペンのプレイ・サル刑務所の後ろに、裕福な受刑者のための革新的な新しい収容所の建設が始まった。クメールタイムズ紙が報じた。

 カンボジアの最初の「近代的な」刑務所建設の合意は、9日、政府とマレーシア企業の間で結ばれた。刑務所の広報担当者は、同社に45年間の賃借契約が交わされ、その後政府に移管されると述べた。

 この刑務所は、1.5ヘクタールの土地に建設されている。現在国営の刑務所に服役している人々を含み、そこで服役する裕福な囚人に対して、安全、警備、衛生を確保するために必要なものが完全に備えられる予定だ。

 プレイ・サル刑務所は長い間激しい過密状態に置かれており、主要部分であるCorrectional Center1は元々1200人しか収容できないように設計されたにもかかわらず、現在約4400人の囚人が服役している。



 新刑務所の「滞在」価格はまだ確定されていないが、内務省の物流財務部が監督する予定だ。カンボジア全域の刑務所は、刑務所の収容設備、脆弱な医療サービス、飲料水や生活用水の水不足などで囚人の処遇が批判されている。

 しかし、刑務所のシステムを監視しているNGO団体リカド(本部:プノンペン)は、その利益に疑念を抱いており、「この施設に滞在するために支払いの余裕がある囚人は、どんな困難にも直面しないだろうから、どのように彼らの態度を変えることができるだろうか」と語った。

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