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保健省によると、カンボジア人はうつ病に対する理解がなく、他国と比較して精神病患者への否定的見解が強い。クメール・タイムズ紙が報じた。
同省の調査によると、40万人のカンボジア人の成人がうつ病に苦しんでいることがわかった。
同省の担当責任者によると、調査の一環としてプノンペンとカンダール州に住む人々に質問し、近隣諸国と比較してうつ病の理解がほとんどないことが明らかになったという。
また同氏は、うつ病への理解不足から、うつ病に苦しむ患者を差別する現状を述べ、うつ病は国家経済や社会全体に害を与えるものだと警告した。
世界保健機関(WHO)のYel Daravuth氏は、すべての人々は、うつ病はカウンセリングのような治療が求められる病気であることを認識する必要があるとした。
保健省によると、国内には病院と保健センターに177箇所のメンタルヘルスに関するサービスがあるという。担当者はサービスの数が少ないことを認め、拡大していくと明言した。