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  • 社会
  • 2016年7月11日
  • カンボジアニュース

カンボジアのジャーナリストに対して政府から新たな規定[社会]

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(c)Phnom Penh Post

 政府はジャーナリストに対してメディア許可証を求めるという内容の、新しい規定を公表した。プノンペンポスト紙によれば、身分詐称を防ぐ目的の他にもフリーランスのジャーナリストに対する防御の意味がある。

 情報省のスポークスマンによれば、同省はメディア機関のトップに対し、許可証の申請を要求する予定だという。今回の規制変更は、ジャーナリストを騙って木材違法貿易業者に金銭を要求するケースが多く報告されていることに起因するという。

 政治アナリストのチア・バンナット氏は、「カンボジアのジャーナリストは、多く場合でプロとしてふるまわないことがある。ジャーナリストの肩書はあるものの、人々に金銭を要求して回る」と話す。

 一方でカンボジア独立メディアセンター(Cambodian Centre for Independent Media=CCIM)の代表は、「今回の規定はジャーナリストへの圧力であり非常に疑念だ」と語った。

 政府は先週水曜日に、メディア機関に対する最終通告として、フン・セン首相に言及する際には称号「サムデク(samdech)」を使用するよう指示をしたばかりだ。背けば「処置をとる」ということだが、具体的な方法については明かされていない。

 カンボジアジャーナリストクラブ(Club of Cambodian Journalists=CCJ)代表のペン・ボナ氏は、「フリーランスのジャーナリストにもニュースを伝える機会が与えられるべきだ。許可証は一般的にすべてのジャーナリストに対して与えられるもののはずだ」と話している。

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