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2日、プノンペン都内唯一のカジノホテルであるナガワールドは、国土整備・都市化・建設省から歩道上に突き出した長さ3メートルの日よけを取り壊すように行政指導された。同省のスポークスマンによると、プノンペン都庁と話し合い、公道にはみ出すナガワールドのすべての工事を止めるよう命じたと言う。
昨年の初め、ナガワールドの別館(ナガ2コンプレックス)の建設中、国立仏教研究所のフェンスと門が解体されたため、研究所がナガワールドの運営会社であるナガコープ社に売却されたのではないかという噂が急速に広まり、建設に反対する人々や僧侶から抗議されていた。
これは、政府が同社にナガ2の電気供給施設として変電所を仏教研究所の敷地内に建設することを許可していたためで、「解体はナガ・シティウォーク・プロジェクトの一環で、地下道を作りやすくするためのものだった。完成後にはフェンスやゲートを復元することで合意していた」とクメールタイムズ紙に語っていた。
しかし、昨年11月にフン・セン首相はナガワールドの建築面積が基準違反であるため建設延期を命じていた。
2日、55階建てのシャングリ・ラホテルのオープニングセレモニーで、チア・ソパーラー建設大臣は「ナガコープ社のような事例を繰り返させてはいけない。カンボジアの法律に違反する外国の建設会社をブラックリストに登録する」と警告した。