プノンペン都は、9月1日から都営バスの新路線の運行を開始すると発表した。そして、来週以降も新たに2つの路線を追加する予定だという。
1路線から始まったプノンペン都の都営バスサービスは多路線化することで変化の次の段階を迎えたといえる。1路線、そしてたった10台のバスで始まった都営バスは3路線40台まで拡大した。運行を開始している3路線は次の通り。
①国道9kmポスト(ルセイカェウ)を始点として、フランス大使館前のロータリーを曲がり、モニボン通りを通ってチュバアンポーの橋を通り、国道1号線のクデイタコイ寺院までの循環路線。
②ナイトマーケットを始点として、川沿いを進みチョロイチョンワー橋の下を曲がり、トゥールコークのアンテナを経由、トゥールコーク70番通り、トゥールコーク交差点で曲がり、サントーモック交差点、毛沢東通りを通ってチョムカーモーン、タ・クマウの街まで行き、ノロドム通りを通って戻る循環路線。
③ナイトマーケットを始点として、オールドマーケット(プサーチャッ)、ノロドム通り、カンプチアクラオム通りを経由し、サントーモック交差点で曲がりトゥールコーク交差点、ロシア通り、チャム・チャウを通って戻る循環路線。
プノンペン都は今後も都営バス新路線を増やしていく予定だが、新路線の運行開始に伴ってとても大きな負担がかかっているとも説明している。
プノンペン都では新たに、186か所にバスの停留所の印を立てバスの停車場所を白線囲った、そして乗車券を売るスタッフや運転手の訓練等も行っており、やることが山積みの状態だと言う。これらの作業は現在はプノンペン都が直接行っており、簡単な作業ではないと訴えた。しかし、これら大きな負担を抱えている状態をしてプノンペン都知事は「この9月にはなんとかバスの運行にこぎつける」と述べ都営バスサービスの充実に尽力していくとしている。(写真:CAM PHOTO AGENCY/石川正頼)
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