カンボジアに進出する日系企業のための
B2Bガイドブック WEB版

STAFF VOICE

(2018/5発刊8号より)

自分を成長させてくれるホテルは家であり、学校であり、仕事場でもあります
ソフィテルプノンペンポッキトラー
アウトレット・マネージャー ユオン・チャンタ
28歳。2010年、ソフィテルホテルのプレオープニング中に働いた経験がある。ホスピタリティの学位を取得しながら他のホテルで働いた後、ソフィテルに再入社し2年以上が経つ。ホスピタリティ産業には通算約8年間従事している。
アシスタントフロントオフィスマネージャー シランディ・セン
32歳。2011年からソフィテルホテル勤務。他の業界で働いたが仕事が好きになれず退職。その後、ホテルスタッフとして転々とし、2011年からソフィテルホテル勤務。ホスピタリティ産業には通算10年従事している。

観光業が主要産業の一つであるカンボジアの5つ星ホテルで働くチャンタさんとセンさん。プロフェッショナルなホスピタリティの現場で、どのように仕事に向き合っているのか話を聞いた。

常にベストなサービスを提供する

 チャンタさんは約8年間、センさんは約10年間、カンボジアでホスピタリティ業界に従事している。様々なローカル企業での経験を経て、フランスに拠点を置くアコーホテルズの最上級ブランドのホテル・チェーンであるソフィテルホテルで活躍し、同ホテルでのキャリアアップに成功している。

 ホスピタリティの仕事に情熱を燃やす二人は常にゲストに対してベストなサービスを尽くすことを心がけている。チャンタさんは、「プノンペンの数あるホテルの中でなぜお客様はソフィテルホテルを選ばれたのか日頃から意識しています。お客様はソフィテルが最高の施設とサービスを提供してくれると期待していただいているからだと思っています」と語り、センさんは、「多くのお客様がリピーターとなっていただいていることが、私たちが期待に応え続けているという証拠だと思っています」と続ける。

チャレンジの連続が自身を成長させる

 常に臨機応変な対応が必要となるホスピタリティ産業。特に外国人のゲストも多いソフィテルホテルでは幅広い対応や知識が必要になる。そのような環境だからこそ、二人は仕事にやりがいを感じるそうだ。チャンタさんはソフィテルホテルのバーテンダー時代の経験を振り返りこう語る。

「外国から来られるお客様はよく好みのカクテルを注文しました。そのため、多くの種類のカクテルの作り方を学ぶことができました。毎日がチャレンジの連続ですが、それと共に自身の成長を感じることは楽しいですね」と語り、新しいチャレンジを楽しみながら成長の機会としていると語る。

 センさんは日頃の業務を振り返り、「いろんな国から来られるお客様のお話を聞くときはワクワクします。そして、彼らがチェックアウトする時に、『このホテルに滞在してよかった』とお声掛けいただける時はとても幸せな気分になります」とお客様との交流に喜びを感じている。

今の仕事を愛しているかどうか

 カンボジアのホスピタリティ産業に長年携わり、ソフィテルホテルでも着々とキャリアアップしているチャンタさんとセンさん。彼らのキャリアアップの成功の要因を尋ねたところ、センさんは少し照れくさそうに、「ホスピタリティ業界の仕事を愛しているからだろう」と語る。

 また、「私はやりたくないことには学習意欲が削がれますが、自分の好きなことだったら好奇心を持って学び続けられます。元々、ホスピタリティ業界ではない仕事をしていましたが、その業界の仕事が好きになれず、ホスピタリティ業界へ転職したのですが、この仕事が好きなんだと感じたので、ここまでキャリアを築いてこれました」と続けた。お客様との交流の喜びがセンさんのモチベーションになっているようだ。

私にとってホテルは家であり、学校であり、仕事場でもある

 チャンタさんもセンさんの話に頷きながら、新しいことに挑戦することが大事だと話す。

「新しいことに挑戦することによって様々な能力を伸ばせます。新しいことに挑戦する環境があれば、その環境に感謝しながら働くべきです。私がソフィテルのプレオープン期に働いていたときはバーテンダーでしたが、コールセンターやドアマンなどの業務も経験することができました。また、休暇を利用してキッチンで働く経験もしました。各セクションを勉強することに努めました。プライベートでは、ソフィテルや他のホテルも利用し、いろんなものを吸収しました。私にとってホテルは家であり、学校であり、仕事場でもあります」

ローカル企業とグローバル企業のマネージメントは全く違う

今でこそソフィテルホテルで活躍する二人だが、彼らのキャリアはローカル企業からスタートした。彼らはローカル企業とグローバル企業のマネージメントは全く違うと語る。

 チャンタさんによると、ローカル企業とグローバル企業の大きな違いは、利益に対する期待値の大きさだという。チャンタさんは「ソフィテルホテルでは毎日の利益が見えるようになっており、どのように改善していくかをメンバーと議論します。企業に利益をどうもたらすのかを、従業員が考えているかどうかが、その企業の成長の鍵になるのかもしれません」と語る。また、「私はカンボジアのソフィテルの従業員ですが、ソフィテルホテルは世界中にあり、ソフィテルファミリーとしての自負が生まれました」と意識の変化についても言及した。

 また、センさんは、グローバル企業の間でも特色があるとして、「他のグローバル企業では外国人従業員のポジションが高かったりすることがありますが、ソフィテルホテルは、ローカルか外国人か関係なく評価してくれます。また、女性が活躍しやすい職場環境が整っています」と語る。

スキルや学歴より、人柄を重視

 従業員もゲストも異なる文化背景を持っている環境で、文化間の衝突や問題はないのか尋ねると、二人は口を揃えて問題はないと話す。「私たちはお互いを尊重し合っています。これは会社が特別な指示や教育をしているわけではなく、もともとそういう思考をもった人たちが集まっているからだと思います。カンボジア人はフレンドリーな人が多いです」とチャンタさんは笑顔で語る。

 ソフィテルの広報によると、ソフィテルホテルではスキルや学歴よりも、人柄を重視しているという。他人を思いやれる温かい心を持っている人を積極的に採用することで、従業員間、お客様間で円滑な関係が築くことができるとし、温かい心を持ったスタッフたちが今日のソフィテルブランドを作ってきたと説明する。

一緒に働く日本人のコメント
Comment by a Japanese Colleague
Patient care Manager
チャールズ・アンリ・シュベ
Charles-Henri Chevet
 従業員たちは私たちのビジネスの中核です。なので、最高の人材を確保することが必要不可欠です。チャンタとセンは何年にもわたり、私たちと共に働いてきました。これはソフィテルホテルで働くことが彼らにとって価値が高く、彼らが成長するためのリソースを提供している証拠だと思います。