(c)Phnom Penh Post
ベトナム外務省は、カンボジア政府が何千人ものベトナム人の証書を取り消しているという報告に対し、法的権利を尊重するよう主張した。プノンペンポスト紙が報じた。
カンボジア入国管理局は先週、パスポートや国民身分証明書を含む誤った文書を所有する7万人を特定し、今後数カ月間の間に文書を取り消すと発表した。今後2ヶ月間にわたり同計画を実施するとしており、これによって市民権が剥奪される外国人の多くがベトナム人であるとしている。
ある地域アナリストによる、ベトナムはカンボジアに対して強い立場を取る可能性は低いとしたものの、「カンボジア国内のベトナム人コミュニティを守るため、できることをするだろう」と語った。
また、ある法律コンサルタントは、「カンボジアにおけるベトナム人の無国籍問題は進行中だ。ベトナム人が不法移民であるという主張は、ミャンマーのロヒンギャの問題に酷似している」と語った。
カンボジアは1954年の無国籍者の地位に関する条約に批准していない。