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  • 政治
  • 2014年7月23日
  • カンボジアニュース

フン・セン首相、政治危機解決に向けた与野党の首脳級会談の成果あったと発言[政治]

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 政治危機解決に向けた与野党の首脳級会談は7月22日午前9時に始まり約4時間30分後の午後13時36分に終了した。

 会談が終わり上院議会を後にする際にフン・セン首相は集まった記者たちに向けて「政治危機は解決できた」と発言し、祝福を求めた。その後会談をおこなった与野党の代表者が共同で、会談結果を伝えるための記者会見をおこなった。

 会見では現在国民議会をボイコットしている救国党がボイコットを終了し55人の議員全員が国民議会に参加することで合意したことが発表され た。その他、両党は今後選挙システムの改革、国民議会規則の改革などに合意した。国民議会人事も一部変更される、人民党が国民議会議長の席を継続するが、救国党も第一副議長の席を得ることになった。

 そして、与野党の政治危機の要因の1つとなっていた選挙管理委員会に関しても今後改革が行われる。選挙管理委員会組織は今後9人のメンバーを選出、メンバーは与野党両党から4人ずつ選出し、残りの1席を与野党の合意した人物を選出するとした。

 野党救国党が早期実施を求めていた次期選挙に関しては与野党で今後協議し決定するという。

 昨年7月の国民議会議員選挙後から続いていた与野党間の政治危機は、昨年9月から始まった今期の国民議会を野党救国党がボイコットをおこなったり、最近では自由広場の開放を求めて救国党議員が多数逮捕されるなど、今後も混迷が続くかに思われていた。しかし、急遽決まった首脳級会談を終えたフン・セン首相の「政治危機は解決できた」と言う発言をもって終結することとなった。

(写真:CAM PHOTO AGENCY/石川正頼)
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