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フン・セン首相は、5日、教職員の数を安定的に維持するために、教員の退職年齢を5歳延長し、65歳にすると発表した。クメールタイムズ紙が報じた。
また首相は、教員の賃金に関して現在の月額240ドルから、月額250ドルに引き上げるとし、「65歳になっても、教員たちは依然として生徒たちを指導する能力がある」と指摘した。
教育・青少年・スポーツ省のハン・チュオンナロン大臣によると、教員一人に対し最大30人とされている学級編成にもかかわらず、教員不足により、現在1学級あたり60人から70人の編成もあるという。同大臣は、「退職に対し、採用が追いつかないため、教職員の不足が続いている」と説明している。
教職員たちは5日午前、約490ドルの月給を要求し、プノンペンの川沿いで抗議運動をおこなったが、プノンペン都ドーンペン区の警察により中止された。カンボジア独立教員労働組合の委員長は、教員たちは、抗議運動が拒否された後、教育省に対し最低賃金に関する請願書を提出したと述べ、「より良い生活を送るためには、月給およそ490ドルが必要だ」と話した。