23日、シアヌビーク州にあるカンブリュー・ビール社(The Cambrew beer)の工場が操業停止した。1150人すべての労働者がストライキを決行し、生産に影響を与えている。
醸造所は国内最大規模で、アンコールビールやカールスバーグなどのビールを生産する。しかし、現在は「生産ラインを稼動できず工場は閉鎖しており、操業再開の見通しも立っていない」(同社の人材管理責任者)。
労働者側は、賄賂を受領したとして免職された工場スタッフの復職と、マレーシア人の工場最高責任者の免職を求めている。労働者側の代表は、「直ぐに妥結できるだろう」と楽観的な見方を示す一方で、「このまま操業停止が継続すれば市場シェアを失いかねないだろう」と述べている。
なお、2014年に行われた以前のストライキでは、ベースアップを企業に認めさせることに成功している。
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