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カンポットの水処理施設の起工式が14日に行われ、在カンボジア日本大使と工業手工芸大臣が出席した。
日本国際協力機構(JICA)の広報担当者がクメールタイムズ紙に話したところによると、この水処理施設が完成すれば一日あたり水7500立方メートルを浄化し、88.6キロ先にあるカンポット市の貧しい900世帯へ清潔な水を輸送できる。建設計画予算2113万ドルはすべて日本政府から拠出された。工場労働人材の育成費も含んだ内容だ。
先週のJICAの発表によると、JICAは1993年からプノンペン水道公社(PPWSA)とも共同で事業を展開しており、PPWSAが世界的に最も成功した水道事業者となるのに寄与した。またシェムリアップ州などにおいても、浄水へのアクセスを改善するため融資援助を行った。結果、都市部における浄水供給率は2009年の53.5%から2014年には81.28%まで上昇した。
一方で、地方都市における浄水供給率は2014年時点で65.71%に留まっており、JICAはインフラや教育的な手段を通じてこれを改善する姿勢を見せている。
日本は1991年のパリ和平協定署名からカンボジアの開発・発展に携わっている。