カンボジアに進出する日系企業のための
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News & Topics

    •  今年末にも車両オンライン登録を可能にするシステムが完成予定だと、今週火曜日の国際協力機構(JICA)との会談後に公共事業運輸省職員が述べた。クメールタイムズ紙が報じた。  JICAのプロジェクト・コーディネーターである中村典氏は、「今回の会議では、車両とナンバープレートのオンライン登録の可能性について我々の経験を共有した。今後、技術協力をしていく予定だ」と述べた。タイムフレームや費用など、計画の詳細については明らかになっていない。  中村氏によれば、カンボジアでは多くの車両ナンバープレートが登録されておらず、交通事故の際の車両所有者特定が困難な状況だ。  NPO団体ANSAの事務局長サン・チェイ氏は、煩雑な手続きや賄賂の解消につながるとして、この動きを歓迎している。 ... [続きを読む]
    • 経済
        2016年9月2日
      JICA 自動車 公共事業運輸省 ANSA
    •  8月9日に発表されたカンボジア保険協会(IAC)の報告書によると、国内の保険業界は全部門で成長しており、今年上半期における非生命保険を含む一般保険は16.2%増の3740万ドル、業界全体の保険料収入は37%増の5600万ドルだった。中でも生命保険は113.2%の増加を見せ、急速に拡大する保険市場で最も急成長している分野だという。  IAC会長はこの成長について、「金融リスク管理と教育キャンペーンが重要な役割を果たした」と述べ、しかし「一般的な保険市場は建設計画や火災被害に対するリスク保証など商業に左右される。しかし生命保険等の個人向け保険の成長の方がはるかに大きい」と、異なる2つのタイプの保険が市場に存在すると指摘した。  生命保険は2012年にカンボジアで導入され、現在、プロ ... [続きを読む]
    • 統計
        2016年8月13日
      カンボジア保険協会 IAC 保険業界 生命保険 マニュライフ保険
    •  国際労働機関(ILO)は研究で、東南アジア諸国の5カ国以上で、今後20年のうちに労働者の半数以上が失業する可能性が高く、特に縫製業が脆弱であると発表した。クメールタイムズ紙が報じた。  研究によれば、カンボジア、インドネシア、フィリピン、タイ、ベトナムの労働者のうちの56%にあたる1億3700万人が対象になる可能性があるという。  ILOの担当責任者は、「低賃金を競い合っている国々は自国の立ち位置を見直す必要がある。賃金でのアドバンテージはもう十分ではなくなった」と語る。研究では、「オートメーション化の中で、労働者も効率性を高める訓練を受ける必要がある」と述べられている。  東南アジア諸国には6億3000万人以上が生活しており、織物や輸送車両、ハードディスクなどの製造拠点 ... [続きを読む]
    • 労働
        2016年7月9日
      縫製業 ILO
    •  カンボジア 自動車市場のほとんどを中古車市場が占める中で、カンボジアいすゞ車販売会社「トリペッチいすゞセールス」は国内総生産(GDP)の伸びを理由に、自社の新モデル「D-Max Blue Power」の売り上げ見込みに自信を持つ。クメールタイムズ紙が報じた。  トリペッチいすゞセールス社長の前川敏章氏によれば、「国内GDPは急速かつ安定的に成長している。いすゞはカンボジアで3年以内に市場シェア10%、5年以内に30%を目指す」という。また、「カンボジアにもピックアップトラックは多いが、『D-MAX』は耐久性と技術面で差別化できる」と話した。  認可済みの自動車ディーラーが存在する一方で、カンボジアではグレーな販売店が車を大量販売しているという現状もある。そうしたグレーマーケット ... [続きを読む]
    • 日系
        2016年6月22日
      自動車
    •  先週、中国・北海市で開催された経済協力フォーラムでカンボジアの公共事業運輸省の次官は、カンボジアの港の重要性に触れ、ワンストップの物流ハブ確立の支援を中国に要求したことをクメールタイムズ紙が報じている。  国際的に見てもカンボジアは物流システムやインフラの整備が行き届いておらず、書類手続では役人の賄賂の温床になるなど、他国に比べて物流コストの高さとスピードも遅さに課題がある。  不正防止対策と合わせ、ワンストップの物流ハブが確立できれば、手続きが簡略化され、生産・物流コストも低下し国際競争力を高めることができる。
    • 経済
        2016年6月7日
      物流業
    • (c)Phnom Penh Post  カンボジアにおいて未開であるスピルリナ市場に投資し、カンボジアおよびグローバル市場で増加している健康志向層に対し、スピルリナの粉末や錠剤の製造を行なうグローバル・スーパーフーズ社が輸出量を毎月増加させている。  スピルリナとは、水中に生息する濃緑色の単細胞微細簿類で、様々な栄養素を豊富に含むことから、健康食品の材料として注目されている。  プノンペンポスト紙によると、スーパーフーズ社のは共同創立者、グラント・カトレー氏は、「カンボジアはスピルリナの栽培に理想的な環境であり、特にこの気温だと成長が非常に早い」と語る。  現在、カンボジア国内での販売の他、ニュージーランド、オーストラリア、カナダに輸出している。同氏は、「ヨーロッ ... [続きを読む]
    • 経済
        2016年5月18日
      健康食材 スピルリナ 食品加工業 農業
    • (c)Phnom Penh Post  15日、シアヌークビルで、国土整備・都市化・建設省のチア・ソパーラー大臣とシアヌークビル沿岸の事業者、そして投資家が集まり会議が行われた。  この会議はシアヌークビルの沿岸部の開発計画と緑地開発に関して行われたとプノンペンポスト紙が報じている。なお、ソパラ大臣は、カンボジア全土の海岸地域の管理・開発の特命も受けている。  10日に建設省が発表した内容によると、政府はシアヌークビルをビーチリゾートだけでなく近代都市として建築家や投資家を集めて開発する意向だ。  しかし、政府が開発を進める地域には、現在、観光客向けの屋台などが営業を続けており、「美観を損ねる」として現在もなお退去を勧告している。  さらに、クメールタイムズ ... [続きを読む]
    • 社会
        2016年5月17日
      国土整備・都市化・建設省 シアヌークビル チア・ソパーラー
    • (c)Khmer Times  クメールタイムズ紙によると、カンボジア全土で従事する縫製工は、2018年に国家社会保障基金(National Social Security Fund=NSSF)から健康保険を受け取れることになると言う。  NSSFの役員によると、プノンペン都、カンダール州、コンポンスプー州の3つの地域で初めに実施され、労働者が毎月6000-7000リエルの保険料で健康保険が適用になると言い、「この3つのエリアはカンボジアの縫製業を支える主要工場の集積地域であり、優先的に進めることを労働職業訓練省とNSSFで決定した。その後はシアヌーク州、スバイリエン州、コンポンチュナン州、タケオ州などでも順次進めて行き、2018年にはカンボジア全土をカバーする予定だ」と語っ ... [続きを読む]
    • 経済
        2016年5月15日
      縫製業 カンボジア縫製業協会 GMAC 労働職業訓練省 NSSF 国家社会保障基金 カンダール州
    • (c)Phnom Penh Post  9日、カナダの大手商業銀行であるカナダ・ナショナル銀行は、ABA銀行における全投資額を1億4800万ドルに増額し、同行持ち株90%の大株主となったことを発表した。  カナダ・ナショナル銀行は、総資産1700億ドル以上、240万人の顧客を抱えるカナダ国内で6番目の大手商業銀行。2014年7月にABA銀行へ10%の初出資を行い、続いて2015年度末には、同行株式を42%に増額していた。  1996年創業のABA銀行は、38支店を運営するまでに成長し、本年度末までに更に5支店が開店する予定である。同行の純利益は2014年度の750万ドルから1600万ドルとなり、総資産は2015年度に9億2800万ドルに達した。  プノンペンポ ... [続きを読む]
    • 経済
        2016年5月11日
      金融業 商業銀行 カナダ カザフスタン 増資
    • (c)Sumitomo Electric Industries, Ltd  住友電気工業株式会社は、三菱商事株式会社と共同で、カンボジア・プノンペン都から、2015年12月にプノンペン交通管制システムプロジェクトを受注し、システム構築の作業を進めている。システムの運用開始は2017年4月を予定しており、本プロジェクトは日本政府による無償資金協力により行われる。  本プロジェクトは、交通渋滞の改善と交通安全の向上を図り、プノンペンの経済活動の活性化に寄与することを目的としており、市内の100箇所の交差点に新たに信号制御機、車両用及び歩行者用灯器、車両感知器を、また26基の交通状況モニタリング用カメラを設置。併せて光ケーブルネットワークや交通管制センターを構築し、車両感知器からリ ... [続きを読む]
    • 日系
        2016年4月7日
      ODA 交通渋滞 JICA 自動車 交通 住友電工 三菱商事
    •  2014年、年初から8か月間で全35社あるカンボジアの商業銀行での借り入れは84億7千万ドルで、2013年の同時期に比べて34%増加したと、中国系メディアの新華社通信がカンボジア国立銀行の副頭取オク・マリー女史の情報として伝えた。  中国銀行の2番目の支店開設式に際して女史は、借り入れが増加するのと同時に、預け入れも91億9千万ドルと増えており、2013年の同時期に比べて39%増加した。また、女史によると、商業銀行の不良債権率は2014年年初から8か月間で2.94%に留まっているという。 カンボジアの人口1500万人の内、200万人が銀行を頻繁に利用しており、さらに300万人は預金だけしている。 本記事は転載の許諾を得て掲載しております。
    • 経済
        2014年10月12日
      カンボジア中央銀行 金融業 金融機関 商業銀行
    • (c)khmernews.online  軽乗用車を生産する中国の民間企業、中国スカイ鉄道グループは、で、来年5月までに王宮とプノンペン国際空港間に10キロの鉄道を運航する計画を発表した。プノンペンポスト紙が報じた。  同社会長は、「スカイトレインは、無人列車システムで最大乗客数144人。2023年の東南アジアゲームの渋滞を緩和する役目を果たす」と述べた。  今年7月、同社関係者が、公共事業運輸省の関係者と会い、スカイトレイン路線の実現可能性調査を検討したという。 (c)mpwt
    • 経済
        2017年9月29日
      旅客業 鉄道 モノレール スカイトレイン
    • (c)Khmer Times  日系の美容会社は、カンボジアのシルク生産に投資し、現地市場への供給と海外輸出を計画している。クメールタイムズ紙が報じた。  先週、商業省・パン・ソラサック大臣は、日本企業イルヴリール(Il Brille)代表の加藤和則氏と会い、崩壊の危険がある地元のシルク産業への投資を奨励した。  イルヴリールは、プノンペンで2つの美容サロンと1つの小売店を運営するは、顧客にシルク使用した美容製品を提供している。  加藤氏は、「シルク製品をカンボジア国内、そしてアジアや米国のバイヤーに供給するため、シルク生産を試む」と語った。  また、同社は既にタイにおいて桑の木とカイコを育てる方法を学ぶため従業員を研修しており、同氏は、「今後のタイとベトナ ... [続きを読む]
    • 経済
        2017年4月5日
      小売業 農業 美容 イルヴリール サービス業 シルク 加藤和則 美容業 サロン
    • (c)Phnom Penh Post  カンボジアは過去5年間で工業化が著しく進み、工場数はほぼ倍増し、輸出と国内消費の双方で広範囲に渡り利益を享受している。工業手工芸省の2016年年次報告書によると、過去5年間に全国の工場が74%増加し、2012年には907軒だった工場は2016年には1578軒となった。  カンボジアの衣料品産業は60億ドルでありGDPの10%以上を占め、60万人の雇用を生み出している。一方で、食品、飲料、たばこ生産工場の数も82%増加し、金属加工工場の生産高は前年度比で60%増加した。  国家最高経済評議会の上級顧問であるメイ・カリヤン氏は、「政府は産業開発戦略を採用し、高付加価値製品への多様化を積極的に進めている。エレクトロニクスや自動車部品を生 ... [続きを読む]
    • 経済
        2017年3月15日
      縫製業 工場 製造業
    • (c)Khmer Times  パン・ソラサック商業大臣は11月31日、カンボジアとハンガリーの二国間貿易と投資協力の後押しを目的に、ハンガリー政府や在ベトナムハンガリー大使館、企業の上級顧問などで構成される訪問代表団と会談した。  パン大臣は、「軽工業と食品加工の製造業をサポートするため、労働者のスキル開発に力を入れているが、依然として高度な技術移転が必要だ」と強調し、ハンガリー政府関係者は、「カンボジアとハンガリーは、環境保護、インフラ、観光開発、食品加工や農業機械の製造などの専門分野において理想的なパートナーだ」と述べ、「また、ハンガリーで勉強するカンボジア人学生に技術支援や奨学金支援の準備ができている」と付け加えた。  今年初め、ハンガリーは外務大臣のカンボジア ... [続きを読む]
    • 経済
        2016年12月3日
      二国間協定 商業省 貿易 パン・ソラサック ハンガリー
    • (c)Phnom Penh Post  カンボジア経済財政省の租税総局は今週月曜日、最近の輸送用重車両における大幅な増税について、インフラ整備費の下支えのためと、モーターバイクなど150cc以下の車両の免税分をカバーするためと説明した。  同局は、「重車両は道路状況や環境に大きな影響を及ぼし、政府は道路の建設や修復・整備に多額の資金を費やしている。税額は観光用車両に比べれば低く設定されている」と述べた。  プノンペンポスト紙によると、新スキームでは3トン車両には約48.7ドル、3~10トン車両には121.74ドル、10~20トン車両には243.48ドル、21トン以上の車両には486.96ドルが課税される。
    • 法律
        2016年9月8日
      自動車 経済財政省 租税総局
    • (c)Khmer Times  8月12日、プノンペン都ドーンペン区で行われた禁煙環境を推進するワークショップで、タバコ政策に従わない販売店は最大100万リエル(250ドル)の罰金が科されると発表された。  タバコは、ガソリンスタンドやその近隣店舗、火災の危険性があるレストラン等では販売されず、ルールが破られた場合は店舗オーナーに対し、罰金10万リエル(25ドル)から100万リエル(250ドル)の処罰を受けるという。  ドーンペン区の責任者は、「店舗所有者は禁煙標識をはっきりと表示し、灰皿を置いてはならない。守らなければ5万リエル(12.50ドル)で処罰される。またパッケージの55%を占める絵とクメール語での警告メッセージが無いタバコは販売できない」と述べ、「ゲストハウ ... [続きを読む]
    • 法律
        2016年8月13日
      タバコ 禁煙 保健省 タバコ・アトラス