2016年はカンボジアにとって変化の序章となりそうだ。世界的な変化だけではなく、圏域の経済動向にも影響を受けそうだとカンボジア中央銀行(NBC)は毎年末公表される定点報告書で見通しを発表した。
NBCの2015年版 Macroeconomic Development and Prospect報告書によると昨年の米国の堅調な成長と中国や欧州の経済の低迷が明らかになっている。さらに圏域内の競争の激化により、今後のカンボジアの耐性が問われるのではないかとしている。米国は2016年もFFレートの引き上げを続ける予定であり、これにより新興国経済に何らかの影響を与えるのではないかと見ている。
米国内の金利上昇により、投資家に対する海外ドル市場の魅力低下だけではなくドルが強まるに ... [続きを読む]
今年の第1四半期から、2つの新しいコンドミニアムの建設が開始され、カンボジアのコンドミニアム部門の成長に減速の兆しはない。
不動産会社CB Richard Ellis(CBRE)の12月マーケット報告書によると、オリンピックスタジアムの近く、254ユニットのツインタワーからなるスカイビラタワー(Sky Villa Tower)と、高級エリアであるボンケンコン1、104ユニットのソバンコンドミニアム(Sovann Condminium)の建設が、今月から3月末の間に開始される予定。この2棟は、プノンペン都内で建設中の35棟に加わることになると報告されている。
また、シンガポール、日本、香港、中国からの投資が増加していることから、アジア太平洋地域からの関心が強いことも述べている ... [続きを読む]
労働者運動共同連合(Collective Union of Movement of Workers)のパウ・シーナー代表によると、カンボジア国内の縫製工場の労働者の内約2万人は、プチュンバン(カンボジアのお盆に当たる期間)の休暇後の10月初旬に給与を適正な値に上げることを要求する抗議活動を行う予定だ。
労働者運動共同連合と全18の労働組合は、もし労働省が法定賃金を適正な値に値上げすることを表明しなければ、労働者を動員し市内の自由広場にて抗議活動を行うとしており、抗議活動では縫製製品を発注する海外の国の大使館にも向かう予定だとしている。
パウ・シーナー代表は活動に関して「組合の代表は最低賃金を150ドルに必ず賃上げするよう要求する。この要求は海外からの製品発注者にも受 ... [続きを読む]