(c)Phnom Penh Post
金の小売り価格が急上昇している。プノンペンポストが報じた。
プノンペンにある宝飾店によると、5月初旬から金の小売り価格が急上昇しており、金の販売価格は1ドムラン(カンボジアでの金取引単位、1ドムラン=37.5グラム)あたり2200ドル(コロナ前1800ドル)、プラチナの販売価格は1ドムランあたり1680ドル(コロナ前1300ドル)と急激な上昇をみせている。
この宝飾店の従業員は、「新型コロナウイルス感染拡大の前よりも売れています。私たちは卸売り取引で1ドムランあたり30ドルの利益をあげています」と話す。
また、別地区で金細工と宝飾の路上販売をしている業者によると、「金市場は新型コロナウイルス感染拡大の逆風から回復してきました。人々が買い物をしたり、消費を始めたことがここ最近の金価格の上昇を後押ししています」と話している。
商業省によると、カンボジアの宝石類の輸出金額は4億1800万ドル以上、そのうち2億2600万ドルがシンガポール、次いでタイに1億6500万ドル、アメリカに2300万ドルと続いている。