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カンボジアのコーヒービジネスは、競争が激化する中で新たな方法を模索している。クメールタイムズが報じた。
エクスプレスフードグループ( EFG)は、2018年に英国ベースでコーヒーと軽食を提供するコスタコーヒーを撤退し、代わりに食事をメインに提供する豪州ベースのコーヒークラブをオープンしたが、そこにはビジネスコンセプトの違いがある。
同社のゼネラルマネージャーは、「コスタコーヒーからコーヒークラブに切り替えたのは、アジアの消費者の好み、そしてカンボジア市場に適したフードスタイルを提供しているからだ」と述べている。
ローカルチェーンのパークカフェフード&ビバレッジは、需要やトレンドの変化を予測し、オープン当初からクメール料理とモダンなコーヒーを取り入れてきた。
同社のマネージングダイレクターは、「他ブランドが外国の料理を取り入れるなか、わが社はクメールスタイルの麺料理を提供してきた。カンボジア人はライスや麺料理なら毎日食べられるが、ハンバーガーやサンドイッチを毎日食べるのは大変だ」と述べた。
米国に本拠地を置く大手スターバックスは2015年のカンボジア市場参入以来、カンボジアで21店舗展開しているが、カンボジア料理やアジア料理をメニューに加えてはいない。
スターバックスカンボジアのゼネラルマネージャーは、「現在はクロワッサンやサンドイッチ等の品質管理が用意なものだけを提供しているが、市場の変化に応じて段階的に変化していくだろう」と述べた。