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  • 経済
  • 2020年4月24日
  • カンボジアニュース

77軒の工場新設も、今後約50万人の雇用喪失が懸念される カンボジア[経済]

20200424
(c)Khmer Times

 カンボジアでは第1四半期に77軒の工場が新設され約2万8000人の雇用が創出される一方で、新型コロナウイルス感染拡大の影響により注文のキャンセルが相次ぎ、最大で50万人の工場労働者への影響が懸念されている。クメールタイムズが報じた。

 新設された工場のうち34軒は繊維製品や旅行用バッグ、靴等を主に生産しており、37軒の工場で金属やゴム、プラスチック等の加工を行い、残り6軒の工場で食品と飲料、タバコの生産が行われ、雇用創出に貢献している。

 しかし、こうした動きがある一方でカンボジア縫製業協会(GMAC)によると、米国や欧州市場からキャンセルされた注文量は衣料品輸出市場の74%に相当し、衣料品部門に従事する労働者75万人のうち約50万人に影響を及ぼす金額に達するという。

 工業科学技術革新省高官によると、国内では既に6つの工場が閉鎖し6052人の労働者が職を失っている。また、中国からの原材料供給によりサプライチェーンが順調に回復しているという。

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