カンボジアに進出する日系企業のための
B2Bガイドブック WEB版

  • 経済
  • 2020年2月6日
  • カンボジアニュース

カンボジア・シアヌークビル市の家賃が急落し、地価が低迷[経済] 

news_202002061
(c)Khmer Times

 シアヌークビルは現在、家賃が急落し、地価が低迷している。クメールタイムズが報じた。

 不動産会社キーリアルエステートのCEO、ソーン・シアップ氏は、「政府が国内のすべてのオンライン及びアーケードギャンブルを禁止してから、特にシアヌークビル市内のフラットハウスの賃貸物件は劇的に減少した」と述べた。

 同氏によると、フラットハウスの賃貸月額は、禁止が発表(昨年8月)される前には8000ドル~1万6000ドルだったものが、現在は2000ドル~6000ドルに落ち込んでいるという。

 不動産会社CBREのレポートによると、禁止前の1平方メートルあたりの地価は、海岸側で800~1200ドル、市内中心部で1200~1300ドルだったものが、禁止後には10%~30%下落したと推定した。

 カンボジア不動産協会チレク・ソクニム氏は、「カンボジアへの投資先として最も人気のあるシアヌークビル市の土価は、近年大幅に上昇していた。いくつかの課題があるが、市場は今から5年後まで健全であり続けると期待している」と述べた。

関連記事
観光
ナガコープ、シェムリアップに統合型リゾートの開発計画を発表 カンボジア[観光]
(18日)
経済
カジノ再開により、中国人の回帰に向けた準備が進む カンボジア[経済]
(07月07日)
経済
中国人が去った余波 カンボジア・シアヌークビル[経済]
(03月05日)
社会
国境の街のカジノ 長期に渡る法的紛争に終止符 カンボジア[社会]
(03月04日)
観光
マカオのカジノ運営会社、アンコールワット近郊で土地購入を延期[観光]
(12月31日)
政治
カンボジアは依然としてマネーロンダリングに対して脆弱と判断[政治]
(01日)
あわせて読みたい
特集
陸路国境ポイペト、 混沌からの脱却なるか~カジノと国境交易で栄えたカンボジアの”陸のカオス”が、 日系企業が主導する「タイ+1」の新たな製造拠点に?変貌の過渡期にある国境の街の今~(1/4)
業界
交通網や電気の問題にも着手していくことが求められる [不動産] ソーン・シアップ
業界
競争により売れ行きは穏やかになっているが、危機ではない[不動産]チレク・ソクニム (1/2)
経済の最新ニュースランキング
最新ニュース