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カンボジアの港湾施設の能力増強により、2019年における取引量が堅調に拡大した。クメールタイムズが報じた。
公共事業運輸省によると、国で唯一の深海港であるシアヌークビル自治港(PAS)の2019年の年間貨物取扱量は、63万3099TEU(1TEU=20フィート相当)となり、前年比で17%増加した。また、プノンペン自治港(PPAP)では27万5000TEUを取り扱い、前年比で29%増加した。
また、2019年の年間取扱重量では、PASが653万3千トン、PPAPが381万トンを取り扱い、合計でみると前年比で22%増加した。PASは、輸出が518万3千トン(このうち174万トンは石油)、輸入が135万トンだった。
これらの港を経由する物流量の増加に伴い、造船所、コンテナヤード、港に接続する道路などの港湾施設の整備により能力が増強されている。シアヌークビル自治港では大型船の停泊が可能な港を建設中であり、2022年または2023年に完成予定だ。
なお、PASの2019年の総収益は17%増の8090万ドル、PPAPは35%増の3020万ドルだった。