(c)Khmer Times
シアヌークビルへの中国人の流入は、近年のカンボジアにとって注目の話題といえる。
シアヌークビルのビーチ沿いで露店を営むチア・ティさん(45歳)は、中国人の流入について尋ねられると笑顔は消えた。彼は、「中国人に貸せる家や土地を持っている人にとってはとても幸せですが、私のような者にとっては非常に心配です」と話す。「中国人がここに来て、私たちの街は完全に変わりました。彼らは泥酔して叫んだり、互いに喧嘩しています」と付け加えた。
チェン・スレアンさん(38歳)は、「中国人が洪水のように来てから、チャイナタウンのようになっています。3年前、ここには中国人はあまり見ませんでしたが、今は街中は中国人しか見ません。西洋料理のレストランは、現在はほとんどが中華料理レストランです」と話す。
タオン・コン観光大臣によると、カンボジアは2020年までに年間約300万人の中国人観光客、2025年までに500万人、2030年までに800万人の受け入れを予想している。
安全上の懸念から、当局はシアヌークビルで外国人が犯した犯罪を抑制することを目的とした専門団体を設立することを余儀なくされており、国家警察は昨年8月、州内の治安状況を評価するため、さまざまな部署の幹部から選ばれた11人のメンバーによる作業部会を結成した。
ソー・ケーン内務大臣はまた、地方当局が犯罪を取り締まるための追加の支援を行うタスクフォースの創設を命じた。
国家警察によると、今年第1四半期で、外国人に関連する82件の刑事事件が発生し、341人が逮捕されたが、このうち241人が中国人だった。