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カンボジア縫製業協会(GMAC)の関係者によると、衣料品および履物部門への投資が昨年よりやや遅いペースで成長しているという。クメールタイムズ紙が報じた。
GMACの役員は、「業界は依然として直接投資(FDI)を受けているものの、投資の伸びは鈍化している」と述べ、減速している理由は、EUによるEBA協定の撤回の決定や、最低賃金の引き上げによるものとされる。
しかし一方では、カンボジアに有利に働く外的要因もあり、中国の縫製工場などがカンボジアに移転する様々な要因があるという。同氏は、「米中貿易戦争の影響により、関税回避策として中国から工場移転が進む。また、他の要因として、賃金の上昇と労働力の供給不足が挙げられる」と付け加えた。
GMACによると、今年1月から4月までの4ヶ月間に、25軒の新しい工場が会員として加わり、現在の会員数は600近くになるという。